肩こりや頭痛の原因は目の奥にある?眼精疲労!
10年前に比べるとパソコンやスマホといった電子機器の進化は目覚ましいものがあります。それは本体の性能だけでなくインターネット環境が快適になり、たくさんのアプリケーションによってゲームが出来たり、生活がとても便利になったように感じます。
しかし携帯やパソコンの進化によってゲーム依存症という言葉が出来たり、姿勢の悪化、腰痛、肩こり、などが増えているのも事実です。今回はそういった中でも目の疲れ、つまり眼精疲労について確認していきたいと思います。
けれど眼精疲労に関しては古い時代から新聞や書類の見過ぎなどによっても引き起こされていますので今に始まった不調ではありません。また眼精疲労はただ少し目が疲れているだけで明日になれば治っていると多くの方が放置してしまいがちですが、実は眼精疲労によって生み出される不調は数々とあり、ご自身に当てはまる項目があれば改善していくようにしましょう。
それでは記事を始めてまいります
眼精疲労とはどんな状態?
読んで字のごとく目が疲れている状態の事です。しかしここで気を付けたいのが疲れ目と眼精疲労の違いです、多くの方にとってはその二つは同じものであるという認識だと思いますが、詳しく述べれば一時的に目の奥に疲労を感じるのが疲れ目で、その状態が寝て起きても継続している状態を眼精疲労と呼んでいます。
ではどのようにして眼精疲労が起こるか、というお話ですがそれにはまず目の構造を知ることが早道です。目は瞳にある水晶体という部分の厚みを調節することでピントを合わせているわけですが、このピント調節を担っているのが眼球の周りにある毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉です。
例えば疲れ目を回復させるのには近くの物を見つめてから、今度は遠いものをみることを繰り返すという方法が一つありますが、これは毛様体筋をストレッチしてあげる作業なのです。
ずっと立っていたり、同じポーズをしていると身体がどんどんと痛くなっていくように、私たちの身体にある筋肉は同じ作業を繰り返すと疲れ、硬くなっていく性質を持っています。もちろん毛様体筋も例外でなく、同じようにパソコンや資料を見つめていると毛様体筋が疲弊し、血流が悪くなり、その作業を日夜続けていると慢性的な疲労が蓄積されていくというわけです。
ちなみに昨今では疲れ目と同じような状態がパソコンやスマホの見過ぎによって引き起こされるテクノストレス眼症や同様に何かを集中してみつめることで瞬きの回数が減り、涙の分泌量が少なくなることで目が乾いてしまうドライアイなどもありますので、気になる方は調べてみてください。
眼精疲労を予防するには?
前章でも触れているようにまずは毛様体筋を疲れさせないことが大切です。そのためにはパソコンや読書の際には一定時間で遠くのものを見るようにしたり、最近では商品化されているものも多くありますが、目を温めてあげることで血流を改善してあげたり、といったことが効果的です。
また目のピント調節には自律神経が深くかかわっていますので、ストレスをなるべくためない生活や規則正しい生活を心がけることも効果的です。またそういった日々の習慣だけでなく食品からのアプローチもあり、その件に関して詳しく紹介しているサイトがありますので、引用してみたいと思います。
目の疲れにいい栄養素や食べ物って何があるの?
目の疲れに効果的な栄養素は、体の疲労回復にも効果的と言われているものばかり。ビタミン類を中心に、ポリフェノールなどをはじめ数多くのものがあります。それらの中からいくつかピックアップしてご紹介します。
≪目の疲れに良い栄養素≫
アントシアニン:ブルーベリー、紫いも、ナスなどに含まれる。網膜へのダメージを防ぎ、血流を改善する。
βカロチン:小松菜、人参などの緑黄色野菜に含まれる。
網膜色素の成分の一つでもあり、抗酸化作用で目や目の粘膜の代謝を保つ。
ビタミンB1:豆類、豚肉、うなぎなどに含まれる。視神経の働きを促進する。
ビタミンB2:乳製品、レバー、うなぎなどに含まれる。充血や目の疲れを改善する。
ビタミンB12:貝類、レバー、青魚などに含まれる。細胞の増殖を助けるとともに、神経の働きを正常に保つ。
ビタミンE:かぼちゃ、アーモンドなどに含まれる。血行を良くして目の疲れを回復しやすくする。
タウリン:イカ、タコ、貝類などに含まれる。目の疲れを回復しやすくする。
引用:ピカラダ
まとめ
今回は目の疲れがずっと続き、目の奥が痛くなったり、頭痛、肩こり、集中力の低下、睡眠障害などを引き起こす眼精疲労について記事を書いてまいりました。
文中で何度も出てきているようにこの不調には目をキチンと休め、物を見すぎた時の対処法として遠くをみるなど簡単な習慣改善で予防することが出来ます。なかなか治らない目の疲れ・痛みは仕事や家事の効率を悪くして生活の質を落としてしまうことに繋がります。小さなことから改善できるようにしましょう。