筋肉もバランスが大切?!筋肉のバランスの改善による効果
家の設計や工作品、あるいはパズルピースの偏りやバランスの悪さに不快感を抱く方は多いかと思いますが、私たちは思っている以上に身体のバランスに頓着しないものです。例えばそれは右肩よりも左肩が下がっていたり、骨盤のゆがみ、あるいは足の変形などを挙げることができますが、大抵の方は痛みが出ていなければ気にはしません。
しかしそういった筋肉のバランスの悪さは後々、腰痛や肩こりを引き起こしたり、悪い姿勢によって内臓を圧迫することで集中力がなくなる、など大変多くの不調の原因になります。今回はそんな筋肉のバランスに注目して記事を書いていきたいと思います。それでは一緒に確認してまいりましょう。
筋肉バランスが崩れる原因
スポーツをするときだけでなく、姿勢を維持したりちょっとした日常の動作をするときにも必ず使うことになる筋肉。人間の体には大小600を超える筋肉が存在していると言われており、その多くは体の左右対称についています。とは言え手や脚にも「利き手」「利き足」があって使い方に偏りがでるように、筋肉も左右均等に使うことは難しいのが事実。しかしその偏りが極端すぎると、筋肉バランスの崩れによって様々な悪影響が及びます。
筋肉バランスが崩れてしまう原因としては、まず日常的な癖や姿勢が挙げられます。例えば猫背や反り腰などの悪姿勢は骨盤に負担をかけて前後どちらかに傾倒してしまいます。こうして骨盤が歪むとその歪みに合わせて筋肉が付いてしまうため、筋肉バランスが崩れてしまうというわけです。同様に座るときに足を組む癖のある人や立つときに片側に重心を置く癖のある人、いつも同じ側の手や肩でカバンを持つ癖のある人も、骨盤や筋肉が左右どちらかに偏ってしまい、やはりバランスが偏ってしまいます。
また特定の筋肉ばかり使うことも、筋肉バランスを崩す原因になります。前述の通り人には皆「利き手」「利き足」があるためどうしてもそちらの筋肉ばかりを使うことになり、もう片方の筋肉量が減ってしまいますし、ゴルフやテニス、野球などのスポーツは特定の筋肉を過度に、それも何度も繰り返し使うことから過剰な負担がかかってしまいます。こうして特定の部分だけに筋肉が付き、もう片方の筋肉量は減ってしまうという、アンバランスな状態になってしまうのです。
筋肉バランスの改善による効果
筋肉バランスが崩れると身体に悪影響が及ぶため、バランスを崩す癖や姿勢を改善することは大切ですし、必要であれば整体などで筋肉調整施術を受けるのも良いでしょう。筋肉調整は押したり引っ張ったり揉んだり摩ったりといった手技で行われ、筋肉をほぐしながら全体のバランスを整えていきます。
こうして筋肉バランスが整えば肩や首、腰にかかる負荷もバランスよく分散されるため、肩こりや首の凝り、腰痛などが改善されますし、血流も良くなるため冷えや浮腫み、生理不順などが改善される可能性もあります。筋肉調整と共に骨盤矯正も行えば子宮などの内臓が正しい位置に戻るため、全体的に体の調子が良くなることも珍しくありません。
またスポーツをしている人の場合、筋肉バランスが整えば正しいフォームを取りやすくなり、パフォーマンスの向上も期待することができます。
まとめ
今回は肩こり・腰痛を起こりしたり、スポーツのパフォーマンスを下げてしまう、筋肉のバランスについて記事を書いてまいりました。文中にも説明がありますが、改めて考えるとたくさんの不調の原因になっていることがお分かりいただけたかと思います。
しかしながら姿勢や利き手でいつもバックをもったり、足を組んだりといったことは日常の習慣ですから、なかなか意識しないと改善が難しい問題でもあります。例えば自然な動きであれば利き手、利き足を使うことがわかっていますので、意識して反対を使うようにする。などの工夫や下記のようなストレッチをして身体の偏りを治す努力をしましょう。
体・筋肉を柔らかくするストレッチ② 仰向けで腰の捻転(お尻・腰・脇腹・胸)
股関節も腰も、前には曲げやすいですが、捻る向きには日常生活でも動かす機会が少ないです。あまり使わない動作であるということは、伸び縮みする回数も少なく、柔軟性が低い可能性があります。
- 仰向けになり、右のひざを引き寄せる
- 右ひざの内側を、体をまたいで左の床につける、左手は右ひざの外側に添える
- 顔は左を向き、右肩は浮かないようにする
体・筋肉を柔らかくするストレッチ③ 腸腰筋ストレッチ&側屈(もも付け根・腰・背中)
反り腰の原因にもなる骨盤前傾はももの付け根の「腸腰筋(ちょうようきん)」が硬くなることで起きます。長時間の座りっぱなしで常に収縮して、なかなか伸ばす機会がない筋肉です。この筋肉が硬いことで腰痛にも影響します。
- 足を前後に大きく開き、後ろ足の付け根を前方へ押し出す
- 伸ばす対象となる脚の側の手を、引っ張り合うように上に挙げる
- 伸ばす対象となる脚の側の腰を伸ばすように、上体を側屈させる
引用:CALDO