一年で最も交通事故が多い日はクリスマス!?12月に交通事故が増える理由

2018年6月16日

車を運転しているときヒヤリとした経験がある方は多いと思います。

しかし、実際に交通事故に巻き込まれる危険性が高い季節や月があるをご存知でしょうか?

 

交通事故は休日に多い!?

これは、2010年にアメリカで起きた交通死亡事故件数の分布図です。

(出典:Vehicles involved in fatal crashes)

色が濃いほど、死亡事故の件数も多くなります。

交通死亡事故は月や曜日によらず均等に起きているのではなく、偏りが見られますよね。

実は、週末にかけて集中しているのです。

「サンデー・ドライバー」という言葉もありますが、アメリカでは休日に気持ちがゆるみ、交通事故の発生が多くなるという傾向があるようです。

1年を通して比較的事故の少ない12月から1月の間でも、祝日の元旦だけは格段に件数がアップしています。

 

日本でも週末に事故が増えている?

では、日本の場合はどうでしょうか?

これは、内閣府が公表している「平成27年度交通安全白書」に掲載されているグラフです。

1日の死亡事故件数の平均が曜日別に比較されています。

発生件数はを見てみると、土曜日11.7件、金曜日11.4件、日曜日11.1件と、アメリカと同じように週末が上位を占めていることが分かります。

しかし、月曜日11.0件、水曜日10.8件、火曜日・木曜日10.5件と、週末がとびぬけて多いという様子はありません。

 

日本で交通事故が多いのは12月

次に、月別の交通事故発生件数・死者数を見てみましょう。

こちらも「平成27年度交通安全白書」で公表されているデータです。

グラフを見ると、年末に向けて交通事故が増え、12月にピークを迎えていることが分かります。

 

1年でもっとも交通事故が多いのは「12月25日」

では、交通事故による死者数が最も多い日はいつだと思いますか?

全日本交通安全協会では次のように発表されています。

【平成27年中の交通事故死者数の特徴】

死者数が最も多かった日は12月25日(金)の26人

(引用:平成27年中の交通事故死者数ー全日本交通安全協会

実は、1年で最も交通事故による死者数が多い日は、12月25日のクリスマスだったのです。

 

12月に交通事故が多い理由

12月は「師走」とも呼ばれ、普段は落ち着いている先生や師匠ですら走り回るくらい忙しい月です。

年末に向けてクリスマスなどのイベントもあり、会社では仕事納めで普段の月よりもバタバタすることが多いでしょう。

忙しいという感覚は交通事故の原因につながります。

これは、焦りがあると作業の手順すらおぼつかなくなるためです。

普段なら問題なくこなせることでも、焦っていたばかりにうまくいかなくなることがあるのです。

 

例えば、大急ぎで車を運転しているとき、歩行者のいる横断歩道を横切ってしまうケース。

普段なら「歩行者がいるから一時停止しよう」という判断が働きます。

しかし、焦っているときは、判断する以前に、歩行者がいるということ自体に気がつかないこともあるのです。

これは非常に危険な状態です。

 

季節的要因も…

季節的な要因も見逃せません。

12月に交通事故が多くなるのは、日照時間が最も短くなること、つまり死亡事故の発生が多い夜間の時間が長くなることも理由のひとつです。

 

また、雪が降り始める、橋が凍結し始める時期であることも原因です。

夜間や早朝は、濡れたアスファルトに見えても、実は氷が張っている「ブラックアイスバーン」状態の場合があります。

不用意にブレーキを踏むとスリップする危険があるため、エンジンブレーキを活用するなど慎重な運転を心掛けてください。

特に、橋の上や高架、トンネルの出入り口付近は凍結しやすいため注意が必要です。

スタッドレスタイヤやチェーンを早めに準備し、急な降雪に備えたり、路面が凍結しているのではないかと用心したり、交通事故の危険性を減らしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

12月は1年のうちもっとも交通事故の多い月だということが分かりました。

冬は積雪や凍結によって、目的地までの時間が予想以上にかかることがありますが、気持ちのあせりやイライラは交通事故のもとです。

時間や心にゆとりのある運転をするために、出発前に道路の混雑、交通規制の状況などを確認し、余裕をもって出掛けるよう心がけましょう。