アクシデントによる脳の後遺症!!高次元脳機能障害とは!?

世の中にはたくさんの不幸な出来事があります。窃盗や強盗に遭ってみたり、自分の過失から相手を傷つけてしまうこともあります。

同じようにどんなに注意を払っていても交通事故を始めとするアクシデントに見舞われ、その結果、身体に傷跡が残ってしまったり、精神にトラウマを残してしまう事もあります。

あるいは本日、お話しする内容のように強い衝撃に受け、その後遺症によって脳にダメージが残り、身体に不自由が残ってしまう場合もあります。本日はそんな「高次脳機能障害」について記事を書いてまいります。

高次脳機能障害とは?

高次脳機能障害とは、冒頭でも触れたように様々な理由から脳にダメージを受け、脳の機能の一部が上手く動かなくなり身体に不自由が発生するです。

原因の多くは「病気」によるものと「事故」によるものに分けられると思います。例えば病気が原因の場合、脳卒中脳梗塞脳溢血クモ膜下出血などが挙げられます。いずれの病も脳の血管破裂したり、詰まる事で脳に十分な酸素が行き渡らず細胞が壊死してしまうことで高次脳機能障害が引き起こされます。

次に外傷による脳損傷ですが、これは先ほどから登場している交通事故や頭に強い衝撃を受けることで、脳の神経線維が傷ついたり、脳に損傷が加わることでやはり高次脳機能障害を引き起こします。

もちろん、先にあげた原因だけでなく、転倒喧嘩アイスホッケーや野球選手のデットボール格闘技をしている選手にも表れる可能性はあります。

高次脳機能障害の症状


高次脳機能障害
の症状は、傷ついたあるいは、壊死してしまった脳の個所によって異なります。これはおそらく脳のどの箇所がどのような役割を持っているかを説明した方がわかりやすいと思いますので、簡単にご説明します。

例えば前頭葉(おでこから頭頂までの比較的外側の部分)は計画性知能言葉手足の動き、そして人間関係人格理性などを司っています。その為、この部分に障害が起きると、次の予定が立てられなくなったり人前理性保つことが出来ずイライラして情緒不安定になり、良好な人間関係育めなくなってしまいます。

側頭葉(左右の耳の上あたり)は音楽的な感性や耳からの情報処理したり、記憶学習したものを記憶する役割を持っています。その為、ここに障害が起きると、学んだことをすぐに忘れてしまったり、人の名前覚えられないといった記憶障害や、こちらも前頭葉と同じように優しかった人が急に怒りやすくなったり、人目を気にせずに感情を表に出してしまうような行動を取ったりしてしまいます。

脳幹(脊髄につながる脳の中心部分)は人体の生命維持欠かせない機能である、呼吸体温の調節、心臓の鼓動視覚聴覚といった機能を持っており、自律神経中枢とも呼ばれています。ここは人体にとってとても重要な神経多く集まる所なので、障害は非常に多岐に渡ります、例えば意識障害に始まり、四肢の麻痺感覚障害、あるいは味覚障害視力聴覚に障害が出る場合もあります。

小脳(脳幹の後ろ部分)は身体の筋肉運動や、危険を感じた時に身体が反射的避けたり平衡感覚姿勢を司る役割を持っています。その為、この部分に障害が出ると歩いたり座ったりする時にふらついてしまう、手が麻痺して上手く動かせない、ボタンが留められない、言葉が上手く話せないろれつが回らないといった症状が現れます。

上記以外でもは人間の五感感情運動機能生命維持機能思考言語などあらゆる機能を持っておりますので、障害出方程度、そして重症度はやはり人それぞれというほかありません。

高次脳機能障害になってしまったら?


高次脳機能障害
が厄介なのは、一見して健康に見えてしまう点です。例えば交通事故アクシデントに遭って病院に担ぎ込まれた場合、自分自身も周りの方々もまず最初に生命の心配をします。

そしてなんとか一命はとりとめ、ほっと一息と思っていると、退院後以前と様子が違うような行動を取るようになったりして病気が発覚します。さらに先ほど挙げたように明らかに不自然な行動を取る事の他に、自己認識の欠如というのも高次脳機能障害では見られます。

これはどういう状態かというと、脳機能の障害によって、自分には障害など起こっていない認識してしまう状態です。つまり、自分の事がよく理解できていないので家族に、どうしたの?なんだか変だよ?と言われても、自分自身では病状に気づくことが出来ず、大丈夫だよと答え、誰にも理解されないまま不自然な行動だけを続けてしまうのです。

そうなると、本人も周りも理解できないまま病状が放置され、情緒不安定言語障害運動障害感覚障害、などが起こり、周りに迷惑をかけてしまうばかりか、いままで築き上げた人間関係にひびが入るような結果になってしまう場合もあります。

まとめ

今回は、ダメージを受けた後遺症身体に様々な不自由が生まれる高次脳機能障害について記事を書いてまいりました。

ここまでの説明でおわかりいただけたと思いますが、は本当にたくさんの役割を持っていますので、高次脳機能障害のどのような症状が現れるかは一概に言う事ができません。

今回の記事ではその一部しかご紹介できませんでしたが、例えば交通事故や脳にかかわるアクシデントなどが身近な方に起こった場合は、生命の維持だけでなく、その後の生活にも注意を払い、こういった病の可能性も潜んでいることを知っていただけますと幸いです。