ニキビは治したいけど、飲んだら太るのかな…。
イソトレチノインで太るのかを、確かめた資料の書き方から解説します。
英米の資料7つと、知恵袋の検索で表示された約60件、オンライン診療2つの申込ページを読み比べました。
- 確かめた英米の資料7つ:体重増加という書き方はなし
- 知恵袋の検索で表示された約60件:太ったかを聞く質問は0件
- 米国の副作用一覧:体重減少・体重の変動・食欲低下・むくみは記載あり
- 理由のわからない体重や食欲の変化:自己判断せず処方医へ
- オンライン診療2つ:申込ページに体重増加の記載なし(相談先の選び方)
米国の副作用一覧は臨床試験や発売後の報告を集めたもので、頻度や薬が原因かどうかは確定できないと注記されています。
| 項目 | ZENクリニック | Actually, |
| 対応規格 | 10mg・20mg | 10mg・20mg・40mg |
|---|---|---|
| 診察料 | 初診料無料(対面時は診察料あり) | 初診料の負担なし・再診料あり |
| 送料 | 負担なし | 送料あり |
| 診療時間 | 10:00〜21:00(土日祝も診療) | 予約画面で確認 |
| 月あたりの料金 | 10mgコース ※ イソトレチノイン10mgを2クール(1クール=4ヶ月連続服用+2か月休薬)まとめ買いの場合。また、症状の重い方や改善が見られない場合などに服用量が増える場合がございます。 20mgコース ※ イソトレチノイン20mgを2クール(1クール=4ヶ月連続服用+2か月休薬)まとめ買いの場合。また、症状の重い方や改善が見られない場合などに服用量が増える場合がございます。 初診料:0円 | <10mg> 1ヶ月分(30錠):税込 5,950円 / 月 <20mg> 1ヶ月分(30錠):税込 6,450円 / 月 <40mg> 1ヶ月分(30錠):税込 7,200円 / 月 初診料:無料 |
| 詳細 | 公式で見る | 公式で見る |
※ ニキビ治療のイソトレチノインは保険適用外の自由診療です(費用は全額自己負担)
イソトレチノインはニキビ治療では国内未承認・保険適用外(自由診療)の薬で、催奇形性があるため、妊娠中や妊娠の可能性がある人は飲めず、服用の前後も避妊が必要です。
イソトレチノインで太る?知恵袋とオンライン診療2つに体重増加の話はない


確かめた範囲では、知恵袋にもオンライン診療2つの申込ページにも、体重増加の話は見当たりません。
- 英米の資料7つに体重増加という書き方はない
- 米国資料の副作用一覧に体重が減る・変わるとある
- ZENクリニックの申込ページは体重増加に触れていない
- Actually,の申込ページは体重増加に触れていない
- 体重も相談しながら続けたい人はオンライン診療2つから選べる
知恵袋で実際に見つかった相談の中身は、知恵袋の検索結果を数えた章で整理しました。
体重や体調の変化まで相談できる受診先は、イソトレチノインを扱うオンライン診療の一覧でも探せます。
英米の資料7つに体重増加という書き方はない
米国と英国の資料7つを確かめても、イソトレチノインで体重が増えるという副作用の書き方は見当たりません。
イソトレチノイン(重いニキビに使う飲み薬)の基本は、イソトレチノインとはどんな薬かをまとめた記事で解説しています。
米国の添付文書(薬の使い方や注意点が書かれた説明書)の全文を英語で検索しても、「weight gain」(体重増加)は0件でした。
| 国 | 確かめた資料 |
| 米国 | 添付文書と患者向け説明書・米国皮膚科学会の患者向けページ |
|---|---|
| 英国 | 英国皮膚科学会・NHS・添付文書と患者向け説明書(emc) |
7つの資料のどれにも、「体重増加」「食欲が増える」という記載はありませんでした。
英国皮膚科学会(皮膚科医の学会)に出てくる体重は、飲む量を決める説明の中だけでした。
NHS(英国の国民保健サービス)のページには、体重の記載自体がありません。
体重の変化を調べた研究は少人数のものが中心で、結果もそろっていない状態です。研究の名前は、記事の最後の参考文献に載せました。
米国資料の副作用一覧に体重が減る・変わるとある
米国の添付文書の副作用一覧には、「体重減少」と「体重の変動(体重が増えたり減ったりすること)」が載っています。
副作用一覧は、臨床試験や発売後の報告から集めた症状をまとめたものです。
| 一覧の分類 | 体重・食欲にかかわる語 |
| 全身の症状 | むくみ・体重減少 |
|---|---|
| 内分泌・代謝・栄養 | 食欲低下・体重の変動・血糖の変化 |
一覧には、頻度や薬との因果関係は確定できないという注記がついています。
体重の項目にあるのは「減る」と「変わる」の2つで、増える方向だけを示した語は見当たりません。
食欲が落ちる話は食欲低下の記載、むくみはむくみの記載で取り上げました。
飲むのをやめたあと体重が元に戻るという記載も、確かめた資料には見当たりません。一方で中性脂肪などの脂質の変化は、服用をやめると元に戻ったと米国の添付文書に書かれています。
ZENクリニックの申込ページは体重増加に触れていない
ZENクリニックの申込ページには、確かめた範囲で、体重や食欲、むくみについての記載はありません。
確かめたのは本文とページ内の画像すべてで、太る・痩せるにあたる言葉は0個でした。
副作用として書かれているのは、肌・唇・目の乾燥や、まれに起こる肝機能の低下などが挙がっています。
中性脂肪やコレステロールが高い人は、ZENクリニックでは治療を受けられません。健診で脂質の数値が高めと言われた人は、申し込む前に数値を手元で確かめておきましょう。
扱う量は10mgと20mgの2種類で、対面の診療が必要になったときは診察料がかかります。
記載がないことは、ZENクリニックが「太らない」と説明しているという意味ではありません。
ZENクリニックを使った人の声は、ZENクリニックのイソトレチノインの口コミや評判で読めます。
Actually,の申込ページは体重増加に触れていない
Actually,(アクチュアリー,)の申込ページにも、確かめた範囲で、体重や食欲、むくみの記載はありません。
ページ内の画像もすべて読み、体重が出てくるのはニキビの重症度と体重で決まる用量の目安の説明に限られました。
副作用の欄にあるのは、皮膚や粘膜の乾燥や治療初期のニキビの悪化、まれに起こる肝機能の低下などです。
Actually,は、脂質異常症(血液中の脂肪の値が高い状態)の人には処方しません。脂質の持病がある人は、申込ページの条件を先に読んでおくと迷わずに済みます。
扱う量は10mg・20mg・40mgの3種類で、再診を希望する場合は再診料がかかるという案内です。
体重の記載がないからといって、Actually,が体重の変化を否定しているわけではありません。
Actually,の評判は、Actually,のイソトレチノインの口コミにまとめています。
体重も相談しながら続けたい人はオンライン診療2つから選べる
体重や体調の変化も相談しながら治療を続けたい人は、ZENクリニックかActually,のオンライン診療から選べます。
相談先を選ぶときに見ておきたい点は3つです。
- 体重や体調の変化を医師に話しながら続けられる
- 脂質の条件を申込前に確かめられる
- 扱う量に幅がある
3つの点は、ZENクリニックとActually,のどちらの申込ページでも確かめられます。
| 項目 | ZENクリニック | Actually, |
| 扱う量 | 10mg・20mg | 10mg・20mg・40mg |
|---|---|---|
| 脂質の条件 | 中性脂肪やコレステロールが高い人は不可 | 脂質異常症の人には処方しない |
| 相談のしやすさ | 土日祝もオンラインで診療 | カウンセラーの相談窓口あり(医療の相談は医師の再診) |
ZENクリニックは、10mgと20mgに対応しているオンライン診療で、土日祝も診療しています。
Actually,は、10mg・20mg・40mgに対応し、カウンセラーの相談窓口もあるオンライン診療サービスです。
1日に飲む量は体重と症状をもとに医師が決め、目安はイソトレチノインの量と体重の関係をまとめた記事で解説しました。
飲み始めて太ったら、誰に聞けばいいの…?
オンライン診療で処方を受けておけば、気になる変化を処方した医師に直接伝えられます。
ZENクリニックは土日祝も診療しているため、週末に体重の変化に気づいたときも相談の予約を入れやすい点が特徴です。
Actually,はカウンセラーの相談窓口があり、副作用の不安は医師の再診で相談できます。
- 2つの申込ページ:確かめた範囲で体重増加の記載なし
- ZENクリニック:中性脂肪やコレステロールが高い人は治療不可
- Actually,:脂質異常症の人には処方しない
健診で中性脂肪が高めと言われたら…?
どちらの申込ページにも脂質の条件があるため、健診の数値を手元に置いて問診で伝えましょう。
量は体重や副作用を見て医師が決めるので、太ったときも自分で計算して変える必要はありません。
Actually,は、診察の結果によっては処方されない場合があると案内しています。
初診料や送料の条件も、それぞれの申込ページで申し込む前に確かめられる内容です。
米国では、ほかの治療で十分よくならない重い結節性のニキビ(12歳以上)に使う薬として承認されており、日本ではニキビの薬として未承認の自由診療にあたります。
日本の診療ガイドラインも、国内でニキビの薬として承認されていないイソトレチノインは推奨の対象外です。
重い副作用が出ても、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。救済制度は薬の重い副作用を受けた人を救う国の仕組みで、2つの申込ページにも同じ記載があり、処方される薬はどちらも海外から輸入されたものです。
脂質の条件と扱う量は申込前に読めるので、健診の数値を手元に置いたまま、どちらが合うかを決めてから申し込めます。
イソトレチノインはニキビ治療では国内未承認・保険適用外(自由診療)の薬で、催奇形性があるため、妊娠中や妊娠の可能性がある人は飲めず、服用の前後も避妊が必要です。
\ 初診料無料・送料無料・10mg・20mg対応 /
イソトレチノインの処方は、自由診療です。
\ 初診料無料・10mg・20mg・40mg対応 /
イソトレチノインの処方は、自由診療です。
イソトレチノインで太るという質問は知恵袋に見当たらない


2026年10月30日に知恵袋を検索すると、表示された約60件に、太ったかを聞く質問はありませんでした。
確かめた約60件に太ったかを聞く質問はない
「太る」「太った」など4つの言葉で検索し、表示された約60件を読んでも、太ったかを聞く質問は0件でした。
| 項目 | 内容 |
| 確認日 | 2026年10月30日 |
|---|---|
| 検索した言葉 | 太る・太った・アキュテイン 太る・体重 増えた |
| 読んだ範囲 | 検索で表示された約60件 |
| 太ったかを聞く質問 | 0件 |
確かめたのは検索で表示された範囲で、知恵袋の全件を調べたわけではありません。
「太った」「太っていない」という言葉は、十代の皮脂やニキビの相談の文中に出てくるだけでした。
SNSや一部の記事で「太る」と見かけても、知恵袋に同じ体験を書いた人は、確かめた範囲では見つかりません。
知恵袋で体重の体験談を探しても見つからないのは、太ったという相談自体が確かめた範囲に出ていないためです。知恵袋で探し続けるより、資料の書き方を知るほうが早く答えにたどり着けます。
体重が出てくる質問は量や経過の相談
知恵袋で体重が出てくる質問は、体重を書き添えて飲む量や経過を聞く相談でした。
「イソトレチノイン 体重」の上位10件では、何mgを飲むかや積算量(治療中に飲んだ量の合計)を聞く相談が6件ほどありました。
残りの4件ほども効果や飲み始めのニキビの悪化(知恵袋での呼び方は「好転反応」)の相談で、体重の増減を聞く相談はありませんでした。
知恵袋に体重を添えた質問が多いのは、飲む量の目安が体重をもとに決まるためです。米国の添付文書も、1日に飲む量を体重1kgあたりで示しています。
量の目安はイソトレチノインの量が体重で決まる仕組み、合計量の出し方はイソトレチノインの積算量を出す手順にまとめました。
知恵袋の回答には量や期間が書かれていない
確かめた回答には、飲んだ量・期間・血液検査の結果・薬の入手経路が書かれていないものが目立ちました。
条件が分からないままでは、体験談が自分にも当てはまるかを判断できません。
| 読むときに見る点 | 確かめたいこと |
| 量と期間 | 何mgを、どのくらい飲んだ人の話か |
|---|---|
| 血液検査 | 処方医のもとで検査を受けていたか |
| 入手経路 | 医師の処方か、個人輸入(海外の薬を自分で取り寄せること)か |
たとえば健診で中性脂肪が上がった人への回答では、考えられる副作用として肝機能だけが挙げられていました。
一方で米国の添付文書は、中性脂肪の上昇も副作用として挙げています。
回答には、オンライン診療サービスの宣伝のような体験談も混じっていました。回答者の考えと資料の記載を分けて読むと、自分に必要な情報が見えてきます。
医師を通さずに薬を取り寄せる心配は、イソトレチノインを個人輸入で買う前に知りたいことで解説しました。
イソトレチノインで太ると感じても知恵袋より処方医に原因を聞く


太ったと感じる理由は人によって違い、確かめた資料にも原因を示した記載はありません。
原因の見きわめは、処方医(薬を出している医師)に任せましょう。
体重が変わったときに量を医師と見直す流れは、イソトレチノインの治療中に体重が変わったときの量の見直しにまとめています。
むくみは米国の副作用一覧に載っている
米国の添付文書の副作用一覧には、浮腫(むくみ・体に水分がたまって腫れること)が載っています。
英語の原文は「edema」で、臨床試験や発売後の報告から集めた一覧の1つです。
頻度や、薬が原因かどうかは、確定できないと注記されています。
| 症状 | 確かめた資料での扱い |
| むくみ(edema) | 米国の副作用一覧に記載(頻度は不明) |
|---|---|
| 唇の腫れ | 唇の荒れや腫れとして、よくある副作用に記載 |
| 顔の形が変わる | 記載なし |
唇の腫れは、米国の患者向け説明書で「唇の荒れや腫れ」としてよくある副作用に挙がり、顔全体のむくみとは別の項目です。
顔や口が急に腫れて、じんましんや息苦しさがあるときは、服用をやめてすぐ救急の医療を受けましょう。重いアレルギー反応のおそれがあるとして、米国と英国の患者向け説明書が求めている行動です。
知恵袋には、飲み始めてむくみと寝不足が続き、仕事を休みたいという相談がありました。
むくみと寝不足の相談につく2件の回答は、どちらもニキビ対策の話で、むくみには触れていません。
眠れない状態や気分の変化が重なるときは、むくみと分けて処方医に伝えましょう。眠りの変化は、米国の資料で気分のサインの1つです。
中性脂肪が上がっても体重とは別の数字
中性脂肪(血液中の脂肪の一種)は血液検査で測る数字で、体重とは別のものです。
米国の添付文書によると、臨床試験では約25%の人に中性脂肪の大きな上昇が見られました。
脂質の変化は、服用をやめると元に戻ったと書かれています。
中性脂肪が上がったと言われても、自己判断で飲むのをやめず、数値を処方医へ伝えましょう。続けるか、量を見直すかは、数値を見た医師が決めます。
知恵袋にも、個人輸入で4か月飲んだあと健診の中性脂肪が上がり、やめるべきかを聞く相談がありました。
検査の時期は、イソトレチノインの副作用で確かめる肝臓と脂質の血液検査で解説しています。
お酒との関係は、イソトレチノイン服用中のお酒と中性脂肪の検査にまとめました。
イソトレチノインで痩せた人はほかの症状とあわせて処方医に伝える


体重減少は米国の副作用一覧に載っていて(体重が減る・変わるという記載)、ほかの症状が重なるかどうかで動き方が変わります。
食欲が落ちることも米国の副作用一覧にある
米国の添付文書の副作用一覧には、食欲低下(Decreased appetite)も載っています。
反対に、「食欲が増える」という語は、米国の添付文書の全文に見当たりません。
味覚が変わるという記載も、確かめた資料には出てこない内容です。
| 食欲の変化 | 米国の添付文書での扱い |
| 食欲が落ちる | 副作用一覧に記載 |
|---|---|
| 食欲が増える | 記載なし |
| 味覚が変わる | 記載なし |
食欲が増えた・落ちた状態が続くときは、受診のときに処方医に伝えましょう。食欲の変化は、米国の資料で気分のサインの1つにも挙がる項目です。
急な体重減少に腹痛やあざが加わる人は服用をやめて連絡
強い腹痛・下痢・血便や脚の赤い斑点・あざが出たら、体重の変化にかかわらず服用をやめて処方医に連絡しましょう。
米国の患者向け説明書は、腸の炎症(炎症性腸疾患)のサインとして、強いおなかの痛み・下痢・血便を挙げています。
脚に赤い斑点やあざが出たときも、服用をやめて伝える対象です。
| 症状 | 米国の患者向け説明書の指示 |
| 強いおなかの痛み・下痢・血便 | 服用をやめてすぐ伝える |
|---|---|
| 熱・発疹・脚の赤い斑点やあざ | 服用をやめて伝える |
| いつもよりあざができやすい | 処方医に伝える |
体重が減ったことだけを服用中止の目安にした記載は、確かめた資料に見当たりません。
知恵袋には、体重が少し減り、太ももにあざができたという相談がありました。
回答は、検査を受けて医師に相談するよう勧めています。
症状の名前を自分で当てはめず、いつから・どんな症状かを処方医に伝えましょう。病気かどうかを見分けるのは医師の役割です。
おなかの症状で連絡するときの目安は、イソトレチノインの副作用で強い腹痛や血便が出たときにまとめています。
体重減少に加えてのどが渇く人は処方医へ
体重が減るのに加えて、のどがとても渇く、尿がいつもより多いときは、処方医に伝えましょう。
米国の添付文書が挙げているのは、服用中に血糖(血液中の糖の量)の管理に問題が出た人や、新たに糖尿病と診断された例です。
患者向け説明書も、のどがとても渇くときや尿がいつもより多いときは、医療者に伝えるよう求めています。
体重・のどの渇き・尿の回数は、数字や回数でメモしておくと伝えやすいでしょう。血糖が原因かどうかは、血液検査で医師が確かめる内容です。
のどの渇きや尿の変化に、体重の減り方が重なる人は、予定の受診日を待たずに相談してかまいません。
イソトレチノインで体重や食欲が変わる人は気分にも目を向ける


米国の患者向け説明書は、食欲や体重の変化を、気分の落ち込みのサインの1つに挙げています。
食欲や体重が変わることも米国では気分のサインとされる
米国の患者向け説明書(米国で患者さんに配られる説明書)は、食欲や体重の変化を抑うつのサインに含めています。
抑うつは、気分が落ち込んだ状態が続くことです。
have a change in your appetite or body weight
出典:DailyMed(米国国立医学図書館)「Isotretinoin Capsules」患者向け説明書(2026年8月改訂)
日本語にすると、食欲や体重に変化があるという内容です。
悲しい気持ちが続く、眠りすぎる・眠れないといったサインと並ぶ1つとして書かれています。
体重が変わったからといって、気分の落ち込みと決まるわけではありません。
体重や食欲の変化に、悲しい気持ちや眠れない状態が重なっていないかも見ておきましょう。気分のサインは体重とあわせて見ると気づきやすくなります。
気分のサインの全体は、イソトレチノインの副作用で気分の落ち込みに気づいたときで一覧にしました。
理由のわからない変化が続く人は受診を待たずに処方医へ連絡
理由のわからない体重や食欲の変化が続くときは、予定の受診日を待たずに処方医へ連絡しましょう。
米国の患者向け説明書は、気分の落ち込みのサインに気づいたら、服用をやめてすぐ医療者に伝えるよう求めています。
本人より先に家族が変化に気づくことも、説明書が想定している場面です。
体重のことだけで連絡してもいいのかな…?
理由のわからない変化が続くときは、体重のことだけで連絡してもかまいません。
気分の変化があれば、体重とあわせて伝えると処方医も判断しやすくなります。
伝えるときに添えたい内容は、受診のときに医師に伝えたい3つのことにまとめました。
イソトレチノイン服用中に食事の量は変えず強い運動を控える


確かめた資料に食事を増やすよう求める記載はなく、強い運動は控えるよう英国の資料が案内しています。
食事を増やすように書いた資料は見当たらない
イソトレチノインを飲むために食事の量を増やすよう求めた記載は、確かめた資料に見当たりません。
米国の添付文書は、食事の有無を問わず飲めると書いています。
NHSの案内も、服用中はふだんどおり食べてよいという内容です。
食後に飲むなら、たくさん食べないとだめ?
食後に飲むよう案内する資料や申込ページもありますが、食事を足すように求めたものではありません。
飲むタイミングの書き方の違いは、イソトレチノインの飲み方で食事の条件が資料ごとに違う点で表にしました。
食べる量が少なすぎる摂食の問題(神経性やせ症)がある人や過去にあった人は、処方の前に医師へ伝えましょう。
筋トレは強すぎない範囲にとどめる
英国の資料は、服用中の筋トレや運動を、強すぎない範囲にとどめるよう案内しています。
NHSが求めるのは強い運動をしすぎないことで、関節や筋肉の強い痛みや腎臓の障害につながることがあるという説明つきの案内です。
| 資料 | 運動についての案内 |
| NHS | 息が速く激しくなるような強い運動をしすぎない |
|---|---|
| 英国皮膚科学会 | 筋肉や関節が痛むときは強い運動を減らす |
| 米国の添付文書 | 強い運動でCPKが上がった人がいる(臨床上の意味は不明) |
CPKは、筋肉が傷むと血液中に増える酵素のことです。
知恵袋には、服用中に筋トレを続けてよいかを聞く相談もありました。
筋トレを続けるかどうかと強さは、処方医と相談して決めましょう。部活やジムの予定がある人は、運動の頻度も伝えておくと話が早く進みます。
運動のあとに痛みが出たときの動き方は、イソトレチノインの副作用で背中や関節が痛むときのとおりです。
よくある質問
イソトレチノインを飲むと太る人はどのくらいいる?
太る人の割合を示した資料は、確かめた英米の資料7つに見当たりません。米国の副作用一覧にも体重増加という語はなく、載っているのは体重減少と体重の変動です。詳しくは英米の資料7つの書き方で解説しました。
イソトレチノインで痩せることはある?
体重減少は米国の副作用一覧に載っていますが、頻度や薬との因果関係は確定できないと注記されています。痩せることを目的に飲む薬ではありません。一覧の中身は体重が減る・変わるという記載のとおりです。
飲み始めて食欲が増えたのは副作用?
食欲が増えるという記載は、確かめた資料に見当たりません。食欲の変化が続くときは、受診のときに処方医に伝えましょう。食欲の記載は食欲低下の記載にまとめています。
顔がむくんだのはイソトレチノインのせい?
むくみは米国の副作用一覧に載っていますが、薬が原因かどうかは自分では見分けられないため、続くときは処方医に伝えましょう。顔や口が急に腫れて息苦しいときは、服用をやめてすぐ救急の医療を受けるよう米国と英国の説明書は求めています。唇の腫れとの違いはむくみの記載で書きました。
健診で中性脂肪が上がったら飲むのをやめるべき?
自己判断でやめず、健診の数値を処方医に伝えて続けるかどうかを決めてもらいましょう。米国の添付文書によると、脂質の変化は服用をやめると元に戻ったと書かれています。体重との違いは中性脂肪と体重の関係で解説しました。
体重が増えたらイソトレチノインの量も変わる?
量は体重・症状・副作用を見て医師が決めるため、自分で計算して変えないようにしましょう。体重が変わったときは、受診のときに数字を伝えます。処方医への伝え方は太ったと感じたときの相談先にまとめました。
食後に飲むと食べる量が増えて太る?
食後に飲む案内は、食事を足すように求めたものではありません。米国の添付文書は食事の有無を問わず飲めると書き、NHSもふだんどおり食べてよいとしています。詳しくは食事の量についての記載のとおりです。
イソトレチノインを飲みながら筋トレをしてもいい?
筋トレをやめるよう求めた記載はありませんが、英国の資料は強い運動を控えるよう案内しています。続け方と強さは処方医と相談して決めましょう。資料ごとの案内は筋トレの強さの目安で並べました。
飲むのをやめたら体重は元に戻る?
体重が元に戻るという記載は、確かめた資料に見当たりません。気になる人は、飲み終えるときの診察で処方医に聞いておきましょう。資料に載っている体重の項目は体重が減る・変わるという記載で書きました。
知恵袋の体験談は自分にも当てはまる?
知恵袋の回答は、量・期間・血液検査・入手経路が書かれていないことが多く、自分に当てはまるかは判断できません。資料の記載と分けて読み、気になる点は処方医に聞きましょう。読み方は知恵袋の回答を読むときの注意にまとめています。
まとめ:イソトレチノインで太るか不安な人は知恵袋より処方医に相談


確かめた英米の資料7つに、イソトレチノインで体重が増えるという書き方はありませんでした。
知恵袋の検索で表示された約60件も、オンライン診療2つの申込ページも、体重増加の話はゼロです。
体重減少や体重の変動、食欲低下、むくみは米国の資料に載っているため、変化が続くときは自己判断せず処方医に伝えましょう。
治療を始めて体重計の数字や食欲が変わると、薬のせいなのか気のせいなのか、1人では決めきれないこともありますよね。
処方した医師に相談できる窓口があれば、知恵袋の体験談を探し回らずに、自分の数値をもとに答えを聞けます。
- ZENクリニック:10mg・20mgを扱い、中性脂肪やコレステロールが高い人は治療を受けられないと案内
- Actually,(アクチュアリー,):10mg・20mg・40mgを扱い、脂質異常症の人には処方しないと案内
- どちらも:申込ページに体重増加の記載はなく、診察はオンラインで受けられる
服用中に体重が変わったら、どこへ伝える?伝える相手は、処方を受けたオンライン診療の医師です。ZENクリニックの申込ページも、体調が優れないときはすぐ医師に相談するよう案内しています。
ZENクリニックは土日祝も診療していて、平日に時間が取れない人も週末のうちに相談の予約を入れられるでしょう。
Actually,はカウンセラーの相談窓口があり、医療に関わる相談は医師の再診で受ける流れです。
初診料や送料の条件も、それぞれの申込ページで申し込む前に見比べられます。
脂質の条件と扱う量を先に読めるので、健診の数値をそろえておけば、体重の不安を抱えたまま申し込む必要はありません。
体重のことも、医師に聞いてから始めよう。
イソトレチノインはニキビ治療では国内未承認・保険適用外(自由診療)の薬で、催奇形性があるため、妊娠中や妊娠の可能性がある人は飲めず、服用の前後も避妊が必要です。
\ 初診料無料・10mg・20mg・40mg対応 /
イソトレチノインの処方は、自由診療です。
\ 初診料無料・送料無料・10mg・20mg対応 /
イソトレチノインの処方は、自由診療です。
- DailyMed(U.S. National Library of Medicine)「Isotretinoin Capsules(2026年8月改訂)」添付文書・患者向け説明書
- British Association of Dermatologists(英国皮膚科学会)「Isotretinoin」患者向け情報
- NHS(英国の国民保健サービス)「Isotretinoin: a medicine for severe acne」
- American Academy of Dermatology(米国皮膚科学会)「Isotretinoin: The truth about safety, side effects, and skin care」
- emc「Roaccutane 20 mg soft capsules」添付文書(SmPC)
- emc「Roaccutane 20 mg soft capsules」患者向け説明書(PIL)
- Journal of Cosmetic Dermatology「Investigating metabolic syndrome markers and body mass index changes in patients with acne vulgaris treated with isotretinoin: A prospective study」
- Postępy Dermatologii i Alergologii「Effects of isotretinoin on body mass index, serum adiponectin, leptin, and ghrelin levels in acne vulgaris patients」
- Journal of Drugs in Dermatology「Weight Change and Dose Adjustment in Isotretinoin Therapy: A Retrospective Study」(PubMed)
- 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」









